牛だけにとどまらず…
ET研究所では、春産みキャンペーンのため、4〜6月の間、十勝をはじめ日本各地で多くの牛にETさせていただきました。
しかし、春産みキャンペーンは牛だけにはとどまりません!
ネコも、春に発情期を迎え、5〜6月には、いたる農家さんに、たくさんの子猫がいた気がします。
元気に育てよ!!
ET研究所では、春産みキャンペーンのため、4〜6月の間、十勝をはじめ日本各地で多くの牛にETさせていただきました。
しかし、春産みキャンペーンは牛だけにはとどまりません!
ネコも、春に発情期を迎え、5〜6月には、いたる農家さんに、たくさんの子猫がいた気がします。
元気に育てよ!!
「人は見た目が9割」・・・そんな本がありましたが・・・
私は読んだことはありませんが、納得なような・・・納得したくないような・・・
複雑な気持ちです(笑)
まぁ、それはいいとして・・・
不妊治療の方法の1つに精子を細いガラス管に入れて、
卵子に直接注入する「顕微授精」という方法があります。
(映像なんかで見たことある方も多いのではないでしょうか)
この顕微授精の際に精子を選抜するのですが、
今までは元気に運動していて、頭がきれいな楕円形をしているものを
厳密な基準はなく、外見的な印象で選んでいたそうです。
しかし、信州大学の研究チームが米国生殖医療学会の学会誌に発表した研究によると、
精子の頭の形を数値化し、
DNAが切れて断片化していないと推定される精子を選ぶ手法を開発したそうです
精子の頭の形を長さと幅の比、前後・左右対称性、角ばっている度合の
4つの数値で表すことに成功し、この中で長さと幅の比、角ばっている度合の2つの数値は
流産の原因となる精子DNAの断片化に関連していることを明らかにしたそうです
きれいな楕円形であるほど精子は正常であるそうなのです
今回の研究で精子の頭の形は、DNAを保護する働きをする
タンパク質の異常と関連していることが分かりつつあるそうです
受精卵も形態的な評価で凍結可能か、移植可能か等を判断しておりますが、
見た目というのは卵子も受精卵もそして精子においても
重要な判断基準なのですね
昨年もブログに記事を書いたような気がしますが、お隣鹿追町の生産者の方々で組織する受精卵に関する勉強会の懇親会に参加させていただきました
現場で普段するような話だけでなく、様々な情報や生産者の方々の考えなどを聞くこともでき研究所の業務に活かせるようなヒントが見つかることもあります
特に気付かされたのは、現在はETに取り組んでいない生産者の方も多くいるということでした。
どうしても普段話をする生産者の方はETや繁殖技術に興味がある方々が中心になります。一方でETの必要性がない生産者の方も多くいるわけで、そんな生産者の方に我々が何ができるのか考えてしまいました(ETで貢献するのが研究所の使命ではありますが…。)
とまあ難しい話はこれくらいにして、当日は恒例のバーベキューを楽しみました
みなさんのリクエストもあり、少しだけ上士幌のナイタイ和牛も登場しました。
本日、ホルスタイン優良受精卵のリストを更新いたしましたので、
ぜひご一読を!
ET研ホームページは → こちら より
本日ご紹介させていただく受精卵は、
エリザベスファミリーで数々のショウ歴をもつ
”ハイロード ダンデイー エピソード”に、”アトウッド”をかけた受精卵と、
母牛は2011年北海道ウィンターフェアでリザーブチャンピオンの娘、
”ハイロード チャーリー アリエナ ET”に、”シド”をかけた受精卵(バージンフラッシュ)
の、2種類となっております。
ハイロード ダンデイー エピソードの受精卵は残り1卵となっております。
受精卵の詳細などのリーフレットは、下記をご参照ください。
みなさん、牛肉は他のお肉と比べて太りやすいと思っていませんか?
それは大きな間違いです!!
肉と他の食材の食べ合わせで、最高に体に良い作用を示すことがあるのです
ということで、今回は、お肉別、一緒に食べると体に良い食べ合わせをご紹介します。
牛肉といえば、良質なたんぱく質、脂質に恵まれ、ビタミンB1、B2,、B12,、そして、鉄や亜鉛、リンなどのミネラルも豊富に含まれています。
<疲労回復、体力アップに!>
にんにく、トマト、ニラ、牡蠣、シジミなどを牛肉と一緒に食べると、疲労回復によいと言われています。
にんにくに含まれるアリシンは体を温め、風邪を予防してくれます。
牛肉に含まれる脂肪と一緒にトマトを食べると、トマトに含まれるリコピンの吸収がよくなります
<胃腸を丈夫にする>
とうがん・みつば・ふき・白菜・じゃがいも・玉ねぎなどを牛肉と一緒に食べると胃腸を丈夫にすると言われています。
牛肉に含まれる動物性脂肪は体内で固まりやすいのですが、じゃがいもを一緒に食べることで消化を助けてくれます。
<利尿作用、腎臓の機能改善>
きゅうり・とうがん・セロリ・そら豆などを牛肉と一緒に食べると利尿作用や腎臓の機能改善を期待することができます。そら豆のカリウムは利尿作用に優れ、尿の出をよくしてむくみや水太りの予防に有効に働きます。
<傷の回復>
ごま・ナス・オリーブオイルなどを牛肉と一緒に食べると傷の回復が期待できると言われています。
例えば、なすは血液の余分な熱を冷まして血行を促進し、牛肉はエネルギーや血液を補い、骨や筋肉を丈夫にしてくれます。一緒に摂ることで、体力や免疫力を増強し、血行を促進して、体を元気にしてくれます。
とりあえず、野菜がたっぷり入った牛しゃぶしゃぶを食べれば、健康になるということですね
農業や畜産関係のお仕事をされている方はこの行事はご存知なのでしょう
私は全く知らなかったのですが、偶然出かけている最中に看板を見つけました
どうやら聞くところによると4年に1度の国際大会だそうな
農業機械のオリンピックのような感じですかね?
なんだかすごくおもしろそうです
じゃじゃ~ん
あのイタリアのランボルギーニのトラクターですよーーーー
かっこよさげです
ランボルギーニは1962年にトラクター製造で成功を収めていた
フェルッチオ・ランボルギーニが設立したんだそうです
全くイメージがなかったですが、得意技はコレといった感じなのでしょうかね
すごく鮮やかできれいなトラクターですね
ちょっとキリギリスを連想しちゃいますが(笑)
来場者も多かったみたいで大盛況だったようですよ
農業機械展は愛国で開催されていたのですが、
その後更別村でも「国際トラクター BAMBA」という看板を見つけました
こちらはトラクターでのパレードや競技などもあるみたいです
見た瞬間、トラクターの運動会~~~と思って行ってみたかったのですが、
人が多かったので断念しました
かなり面白そうだったので今度機会があったら見に行ってみたいと思います
今日は十勝も暑い一日でした。汗も大量に出ますのでこまめな水分補給などが必要ですね
さて、ご覧になった方も多いかもしれません昨日の農業新聞に面白い記事がありました
記事によりますと、豚の餌に米と大麦、製茶の残さを混ぜて与えると夏でも増体に悪影響がなかったそうです。
米と麦の成分が生産性を高めるとともに、お茶のカテキンがストレスを軽減したとか
夏場の生産性の低下は豚のみならず牛や他の家畜でも大きな問題であることは言うまでもありません。
今回はカテキンというワードが出てきました。人も夏場はお茶をよく飲みますし、さらなる研究が進めばお茶の名産地では新たな飼料が作れるかもしれませんね
お茶が効果的という話を聞くと暑さ対策になるものであれば何でもやってみると良さそうですね。
試しに牛舎に風鈴でも置いてみますか
今月8日、日本の代表的なブランド牛「神戸牛」が始めてヨーロッパに輸出されました
神戸牛は、2012年に初めてマカオに輸出され、 その後、富裕層を対象として香港、米国、タイ、シンガポールへと販路を拡大してきたそうです。
EUへの輸出は、「口蹄疫」の影響で見送られてきたものの、神戸ビーフを取り扱う鹿児島県の食肉処理施設が6月、EUの衛生管理基準を満たし、実現したとのことです。
日本3大和牛の1つであり、キャビア、フォアグラなどと共に「世界で最も高級な9種類の食べ物」にランクインした知名度抜群の神戸牛ですが、逆に有名すぎて欧州で「KOBE BEEF」や「WAGYU」の看板の下に豪州産やチリ産と表示された牛肉が売られていることもあるようです・・・
本物の黒毛和牛の味をヨーロッパでも知らしめてきてほしいですね
「遺伝性疾患との付き合い方」とうい記事を見つけたので紹介したいと思います。
黒毛和種の遺伝性疾患はいくつか知られていましたが、昨年新たにIARS異常症(IARS)が公表され、これまでに7つの遺伝性疾患が発表されています。
私が学生だった時には、IARSは教科書に載っていませんでした。
IARS異常症(IARS)は
第8番染色体に存在するIARS遺伝子が一塩基置換することにより生じます。発症牛は出生時から起立困難、吸乳欲減退、低体重などの症状を呈し、虚弱で感染性の病気にかかりやすく、発育遅延が認められます。
黒毛和種子牛の虚弱子牛症候群のうち約3分の1がIARSが原因であるとされています。
劣性ホモの場合にのみ発症するため、母牛あるいは交配する種雄牛のどちらかが正常ホモ(変異した遺伝子を持っていない)場合であれば発生はしません。
遺伝子疾患は牛の遺伝的な研究が進めば進むほど、次々に明らかになっていくと考えられますし、改良に重要な形質とリンクしている遺伝子である場合もあり、上手に付き合っていくという視点が大事なようです。
なんだか難しいですが…
雄と雌の検査を実施しておくことでコントロールできるということです
農水省より種雄牛のIARS保因牛、正常牛がホームページに掲載されています。また、遺伝性疾患の検査行ってくれる機関もあります。
これらを上手に活用するといいと思います。
参考:肉牛ジャーナル 2014年6月号
映画の予告編を見てて、絶対に見なければ!という映画がありました
その名も「ある精肉店のはなし」。
大阪の北出精肉店では、7代にわたり家族で牛を育て、手作業で屠畜を行い、その肉を店で販売、生計を立ててきた。
700kgにもなる牛を屠り、見事な手つきで内臓を捌き、確かな経験と技術により、牛は鮮やかに肉になっていく。
熟練の技を持つ彼らだが、「自分たちの仕事は子どもの頃から自然に倣い覚えたことで、何も特別なものではない。暮らしの一部だ」と言う。
2012年3月、輸入肉や大規模屠場への統合の影響によって、彼らが利用し102年続いてきた公営屠畜場が閉鎖されることになった。
やがて、最後の屠畜を終え、北出精肉店は新たな日々を重ねていく……。
http://movie.walkerplus.com/mv54461/より抜粋。
普段、生活している中で忘れがちになる、命をいただくということ。
世の中には、食物連鎖があるということ。
太陽と水で草が育つ。
その草を牛が食べる。
その牛の肉を私達は食べる。
繋がっていることを忘れる。
命を食べることで命を繋いでいる。
それを分からせてくれるのが、この精肉店ファミリーである気がします。
畜産業界で働いている以上、一つの責任として、この映画を見なければと思いました!
しかし!!北海道での上映は、五月で終了してしまいました…
DVDが出たら必ず見ようと思います。
どうもこんにちは
久々の活動報告になります、マラソン同好会です
先週の日曜日に札幌ドームで開催された6時間耐久リレーマラソンに参加してきました
ET研と豚の研究所と合同で6名2チームで参加しました
この6人で1周2kmのコースを6時間で何周できるかを競うマラソン大会です
すごい大人数でしたぁ~~
私たちは男女混合の部に参加したのですが、
混合チームは全部で642チーム程参加してたそうですし、
女子のみのチームもありますので本当にすごい人でした
さぁ、いよいよスタート
盛大にお祭り騒ぎで始まりました
やっぱりどこにでもいる最初だけやたら速い人(笑)
マジでやばいくらいに速い人(笑)
そんな人達が先頭をひっぱり、みんな一斉に走っていきました
私達のチームは人数が少なめなので、
1周ずつだと1時間に1回は走る感じで結構せわしなかったです
飲食ブースにモスバーガーやケンタッキー、サブウェイなどなどが店を出していたので、
空き時間の間に食事をしたり、応援したり、お楽しみコーナーで遊んだり・・・
興味のあるかたは是非来年チーム結成して参加してみて下さい
ちなみに私達はチーム「キレてないよ」「ブレてないよ」でしたが、
「キレてないよ」 198位 35周
「ブレてないよ」 329位 33周
という結果でした
楽しかったです~みなさまお疲れ様でした
日々の生活に適度なストレスは必要と言いますが、過度のストレスは体調不良の原因となります
ストレスを感じたとき、体のなかではストレスに対抗するためのホルモンが分泌されます。
それが副腎から分泌されるコルチゾールなどの糖質コルチコイドです。
このホルモンは代謝の活性化や免疫抑制の作用によって身体の危機から身を守る働きがあります。
一般的にステロイドと呼ばれる薬も、この糖質コルチコイドが成分でありアレルギーなど様々な場面で活用されます
その中にデキサメサゾンという薬があるのですが、牛でも炎症がある場合に投与されたりしています。
最近発表された論文によると、このデキサメサゾンを培養液に加えると胚の発育が良くなるということが発表されました【Effect of dexamethasone on development of in vitro–produced bovine embryos(Priscila P.B. Santana etal., Theriogenology vol.82)】
デキサメサゾンを培養液に加えると体細胞では種類によっては細胞死を引きおこしたり抑制したりするそうで、受精卵ではどうか試してみたようです。
結果は、細胞死への影響はなかったようですが、胚の発育速度と細胞数が向上したそうです
詳しい作用機序はわからないようですが、身近な薬で胚の発育が良くなるのは面白いですね
デキサメサゾンが代謝を促進するのか、成長ホルモンの活性を高めるのか、いずれにせよステロイドの作用の多様さに驚かされますね。
ストレスは不妊の原因にもなり得ますが、上手に使えば受胎性を向上させる?このままではややこしいのでメカニズムの解明に期待したいですね
横浜市立大学大学院生命医科学研究科の小川毅彦教授らは理化学研究所バイオリソースセンターなどと共同で、凍結した精巣組織から、生きた子マウスを作出することに成功しました!!
(Nature Communications 2014年7月2日)
今回の研究では、受精卵の凍結にも用いられている緩慢冷却法およびガラス化法を用いて新生仔マウスの精巣組織を凍結保存し、その後解凍した組織を培養しました。その結果凍結保存しなかった組織と変わらない割合で精子形成が生じることがわかりました。 この精子を用いて顕微授精を行ったところ、合計8匹のマウスの仔が生まれたそうです!!
この方法は、従来不妊治療の対象となりにくかった思春期以前の男性患者へ応用できるかもしれません。
男性不妊治療を大きく前進させる研究成果ですね
少し前になりますが、Natureの電子版にこんな論文が掲載されたそうです
「Juno is the egg Izumo receptor and is essential for mammalian fertilization」
Izumo?いずも?出雲???これ、気になりますね
Izumoについては2005年にNatureに報告されております
「The immunoglobulin superfamily protein Izumo is require
for sperm to fuse with eggs」
イズモとは一体何なのかと言うと、受精時の細胞融合に必要な精子側のタンパク質です。
このタンパク質を欠損すると、精子の見た目や動きは正常なのですが、
卵細胞と融合できなくなるそうです。
このタンパク質が発見されて、縁結び/結婚の神様として有名な出雲大社にちなんで
「Izumo」と名づけられたそうです
ユニークですね
最初に紹介した論文はそのIzumoに対する卵細胞側の受容体をの存在を報告しています。
つまり、精子と卵子が受精をするのに必要な卵細胞側のタンパク質を発見したということです。
さて、こちらはローマ神話の女神にちなんで「Juno」と名づけられたそうです。
Junoは受精に必須であり、受精が起こると卵細胞から消失し、
多精子受精を防いでいることも報告されておりました。
ちなみにJunoという女神は6月の英名Juneの語源であり、
June Brideは6月に結婚することで花嫁にJunoの加護を期待する風習なんだそうです
いや~なかなか面白いネーミングですね
研究が進むことで不妊治療や新しい避妊薬の開発に貢献しそうですね
酪農の現場では常に乳房炎との闘いがあると思います。一方乳房炎が乳生産だけではなく繁殖性にも影響することはよく知られています
乳房炎がどのように繁殖性に影響するかはよくわかっていませんが、これに関する文献をみつけました。
【Effects of Escherichia coli- and Staphylococcus aureus-induced mastitis in lactating cows on oocyte developmental competence (大腸菌と黄色ブドウ球菌による乳房炎と卵子の発育能への影響)】
S Asaf etal, Reproduction 2014, 147 :33-43
上記文献によりますと、大腸菌および黄色ブドウ球菌由来のエンドトキシンを処置された牛からOPUにて卵子を回収し、IVFをおこなうと対照牛にくらべ胚の発育が悪かったそうです
またそれらの牛の卵子や胚での遺伝子発現は正常な牛のものとは異なっていたそうです。
以上より、乳房炎の牛では細菌が産生する毒素の影響によって卵子や胚の発育に関する遺伝子発現に影響することが不受胎の要因の1つになるそうです
乳房炎による直接的な生殖器への影響もあると思いますが、卵子の発育にも影響している点は面白い発見のように思います。
乳房炎であることが採卵性やOPU-IVFの生産性にも大きく影響することから、採卵に供する場合は乳房炎の管理も重要であると改めて認識させられますね
全農ET研には現在550頭あま余りの黒毛和種供胚牛がおり、日々未来の霜降り肉となる受精卵の製造に勤しんでおります。
一方先日土佐あか牛を採卵するために導入した記事もありましたが、それだけでなく受胚牛として日本短角種も導入しております。土佐あか牛にしろ、日本短角種にしろ、脂肪交雑は和牛のそれと比べると低く、ヘルシーです!ET研にいるだけでも近年の健康志向の高まりをひしひしと感じる一方、こんなニュースを見つけました!
MSN産経ニュース 2014.6.26
鹿児島県にある1万3千頭もの肉用牛の繁殖から肥育、販売まで一貫して自社で手がけるカミチクという企業が、赤身肉の人気を受けてブラックアンガス種(スコットランド原産の肉用種)と黒毛和種を掛け合わせ、薩摩健気黒牛(けんきくろうし)として平成13年から販売を始めました。
現在は大手スーパーとの固定契約を結ぶなど好調で、総出荷の半分を占めるほどまで成長したとのことです。
飼料価格と素牛価格が高騰する中で、生産コストが霜降り肉より低い赤身肉に注目が集まっているとの事でした。
北海道でも稚内にある「宗谷岬牧場」において、アンガスもしくはホルスタインと黒毛和種の交雑種である「宗谷黒牛」が日本最北の銘柄としてブランド化されています。
時代のニーズに合わせて生産形態を見直していくことの大切さを改めて感じました
一方交雑種に人工授精を行った場合、その子は市場において黒毛でもアンガスでも交雑種でもない「その他肉用種」として扱われ、枝肉評価が非常に低くなってしまいます
「開いた腹には全農の受精卵を!」ということで、交雑種を主として使用されている生産者の方も一産取り肥育を検討してはいかがでしょうか?
最後に余談ですが「黒牛」と聞くと「黒毛和種」と思ってしまう消費者の方もいらっしゃると思われるので、売り手買い手ともに注意が必要だなぁと思いました
今日は朝からW杯サッカー、日本対コロンビア戦がありましたね
結果は残念でしたが、日本代表がんばっていましたね
今回はコロンビアにいる牛のお話です。
「理容牛」
なんと!この牛に頭をなめられると髪の毛が生えてくるそうです。
理容牛とは、薄毛の人の頭に塗られた好物の食べ物をなめることを専門に行う特殊な牛をいい、なめる期間は約5ヵ月間。すると、明らかに育毛効果が認められるというのです。
唾液にはIGF-1という物質が含まれており、IGF-1自身に知覚神経刺激作用があるので、頭皮に塗ると育毛効果を発揮するのだそうです。
さらに、唾液には、「シアル酸(N-アセチルノイラミン酸)」という物質があり、これが胃の知覚神経を刺激して、毛根でIGF-1を増やし、発毛・育毛効果を発揮するそうです。
ということは…牛に頭を舐めてもらわなくても唾液の分泌が増えることで発毛を促進することができるようです。
しかし、牛の唾液量は一日50リットルから100リットルほど。
理容牛は牛の唾液を有効に活用できるいい方法なのかも知れません
http://allabout.co.jp/gm/gc/436795/
先日、皮膚科病院へ行った際に、思わず目を引いてしまった広告が…
「プラセンタ~あなたに素晴らしいアンチエイジングをお届けします~」
プラセンタって、つまりあの胎盤のことよね!?
広告の内容は、胎盤の抽出液の服用で、全身の美肌効果、基礎代謝向上作用、疲労回復、精神安定効果があるという、まさに夢のようなサプリメントなのです!
胎盤がアンチエイジング作用を持つとはねぇ、と思いながら、文献を探してみると、なんとまぁ、あるある、過去に胎盤のアンチエイジング作用を研究した論文が多数出てきました。
最近の論文の一つを紹介します。
原題「Food Supplement 20070721-GX May Increase CD34+ Stem Cells and Telomerase Activity」Lin PC, et al. J Biomed Biotechnol. 2012; 2012: 498051.
Linらは、44人の被験者たちに胎盤の抽出液を添加した食事を与え、アンチエイジング血液マーカーとなるCD34+、インシュリン様成長因子(IGF1)、テロメラーゼ活性(不死化細胞を維持する酵素)の3つの項目を測定した。
抽出物の添加期間は、1.2~23ヶ月。
結果、CD34+の値は、添加群のほうが無添加群よりも6倍高い値。
IGF1は両群で差が無い。
テロメラーゼ活性は添加群のほうが、無添加群より30%高い値を示した。
結果、胎盤の抽出物は若返り効果があると考察される。
胎盤を美容効果があるものとして服用されてきた歴史は長く、中国、韓国では1400年以上続いているらしいですよ。
しかし、プラセンタと聞くと職業柄、牛の後産を思い出してしまい、少々ブルーな気持ちになってしまうので、恐らく私はプラセンタに手を出さないだろうなあと思いました。
東松山市の県立松山高校の生物部メダカ班の研究論文が
国際学術誌「Genome(ゲノム)」に掲載されることになったそうです
こっ、こっ、、、高校生が
自分が高校生の時を思い返してみるとエライ違いです(笑)
いや~すばらしいですね
論文作成に関わったのは、今年3月に卒業した3人の生徒で、
アルビノ(白化固体)メダカの中から全身が黒いメダカが生まれたことに着目し、
染色体上を動く遺伝子「トランスポゾン」が生殖細胞でも転移することを確認したそうです。
3人は1年生から研究に取り組み(すばらしい)、2年生の時にまとめた
「アルビノメダカの原因遺伝子同定」が、
日本学生科学賞高校の部で内閣総理大臣賞を受賞したそうです
その論文を京都大学霊長類研究所の教授に送ったところ、
「正確な実験を追加、研究すれば学術論文になる」と勧められたそうですね
そこで、3人は受験勉強と並行して、3年生の秋まで研究に取り組んだそうです
努力した結果を論文として発表することができるなんて
本当にすばらしいことだと思います
我々も見習わなくてはいけませんね
こんにちは!
東日本分場です
静岡県、愛知県で新ETをしてきました~!
無事に終わり、ホッとしております。
これで愛知県、新開拓でございます!!!
あとは・・・受胎してほしいですね
静岡でジャージーをたくさん飼っている農家さんで新ETを行いましたが
(ジャージーにも移植してきました )
その農家さんがカフェを始めたというのを聞き!
お邪魔させていただきました
定休日にも関わらず、社長さんのご好意で入れていただけました
コーヒー牛乳と、ヨーグルト!!
どちらも、とーーーーっても美味しかったです
私個人的に、ヨーグルトが大好きなので幸せでした~
カフェもオシャレで、テラスの横には川があってとっても癒される景色でした。
そろそろ蛍が出始めるとか!!!
夏ですね・・・
だんだん暑くなりますが、みなさん体調崩されないようにお気をつけください
本日、ホルスタイン優良受精卵のリストを更新いたしましたので、
ぜひご一読を
全農ET研究所のホームページは、→こちらより。
本日ご紹介させていただく受精卵は、
祖母は2011年北海道総合共進会グランドチャンピオンを持つ孫娘
”RCP フリシキール J シドニー”に、”フレディーX精液”をかけた受精卵(バージンフラッシュ)
です。雌産子をご希望の方はぜひ
(X精液は、90%程度の雌生産の可能性が期待できます)。
エリザベスファミリーで数々のショウ歴をもつ
”ハイロード ダンデイー エピソード”に、”アトウッド”をかけた受精卵と、
母牛は2011年北海道ウィンターフェアでリザーブチャンピオンの娘、
”ハイロード チャーリー アリエナ ET”に、”シド”をかけた受精卵(バージンフラッシュ)
の、3種類となっております。
詳細は・・・↓
ホルスタイン優良受精卵は、個数に限りがございます。早いもの順ではございませんが、
一定の期間が過ぎましたら下げさせていただきますので、ご了承ください
世の中の男女比を、自分の意思で変えることができるのでしょうか?
しかし、世の中には、自分の意思で精子中のY、X比率を変えれる動物がいるのです。
原題「Male pygmy hippopotamus influence offspring sex ratio
引用:Nature Communications 3, Article number: 697
飼育下のコビトカバ集団の雄は、精子中のX染色体とY染色体の比率を調節して、雌の子孫の比率を高める能力を持っており、これが、この集団内での雌獲得競争を緩和する一つの手段となっている可能性がある。
動物の子孫の出生時性比は50-50と予想されているが、この比率を変える能力を持つ動物集団の存在を示す証拠がある。今回、J Saragustyたちは、飼育されている絶滅危惧種のコビトカバ(Choeropsis liberiensis)の集団を調べて、雌が多いことを発見した。
新たに生まれた子孫のうち、雄は、全体の約42%に過ぎなかった。
これまでに報告された出生時性比の変化の大部分は、雌による選択が原因だと考えられていたが、今回の研究結果は、この集団の雄が、その精子における性比を能動的に変化させる手段を持っていることを示唆している。
コビトカバの雄にとって、こうすることには、将来的な交尾相手をめぐる争いを減らせる利点があるのかなぁっと思いました。
なんと世界初、ガラス化保存未成熟卵子から子ブタが生産されたそうです
PLOS ONE(DOI:10.1371/journal.pone.0097731)で発表がありました
ガラス化保存とは・・・高濃度の凍結保護剤を含む液を用いて、
室温域から急速に液体窒素域(-196℃)まで冷却することにより、
氷の結晶を形成せずにガラス化状態にする超低温保存法です。
未成熟卵子とは・・・受精能を持たない成熟前の卵子。
体外受精をする場合は卵子を成熟させるために体外成熟培養が必要になります。
これまでブタ卵子は低温障害を受けやすいため、
ガラス化保存卵子から子ブタの生産は成功していませんでした
ガラス化された卵子を元の状態に戻すには加温が必要となります
今回はその加温時の温度を従来の38℃から42℃に高めたことによって、
加温後の卵子生存率が67%から87%に改善されたそうです
ガラス化→加温した卵子を体外受精して培養したところ、
胚盤胞への発育率が2.7%から4.4%へ有意に高まり、
この手法で得られた胚盤胞を移植して
世界初のガラス化保存卵子由来子ブタの生産に成功したそうです
卵子を加温する温度をたった4℃変えるだけ・・・実に単純な方法です
でもそんな簡単な事になかなか気づけないのですよね
私たちの周りには成功へのヒントがゴロゴロ転がっているのでしょうけど、
それに気づけるか・気づけないかが大きな違いとなりますね
難しいけど簡単で、簡単だけど難しい・・・ん~ヒントを探してがんばりますっ
授精をおこなっても受胎しない場合、何が原因かわからないことも多いと思います。
牛の状態が悪いのか、種との相性が悪いのか、授精の腕が悪いのか…
牛の状態が悪いにしても、肢が痛いなど外見ですぐわかれば良いですが、子宮内膜炎のような特に症状を見せない疾患の場合にはその原因に気づくことが難しいと思います
今日、なんとしてでも受胎させたい牛がいましたので、少しでも良い条件で授精や移植をおこなうために子宮洗浄をおこないました。
子宮洗浄は子宮に採卵用のバルーンカテーテルを入れて、採卵の要領で還流液を流すことでおこないます。
子宮洗浄の良いところは外見やエコーでもわからないような子宮内膜炎でも回収した液をみて診断できる、と同時に治療もできてしまうところでしょう。原因がわからないけど受胎しない、そんなときは試しに実施しても良いかもしれません
しかし、現場では中々手間がかかるため嫌遠されがちですが特別に薬も不要なうえに分娩後におこなえば子宮の回復も早いそうです
近年フリーストールの牛舎が増えてきたと言われておりますが、昔ながらのタイストール方式の繋ぎ外牛舎も多く見受けられます。人工授精にしろETにしろ、事前の発情観察はかなり重要であり、最も鋭敏な発情の指標は乗駕許容行動(ステンディング)の観察であるわけですが、繋ぎ飼いでは観察ができないため、その他の発情兆候からAI適期を見極める必要があります。
繋ぎ飼いでもステンディング見たくバシっと分かる発情兆候の指標が知りたい!!そんなアナタのニーズにピシャリと答えるような論文が先日出されました!!
原題:Relationships Between the Appearances and Changes of Estrous Signs and the Estradiol-17β Peak, Luteinizing Hormone Surge and Ovulation During the Periovulatory Period in Lactating Dairy Cows Kept in Tie-stall
和訳:排卵前期におけるタイストール飼養乳用種経産牛の発情兆候の発現と変化およびE2ピークとLHサージおよび排卵の関連性
著者:Sumiyoshiら(東京農工大)
出典:Journal of Reproduction and Development Vol. 60 (2014) No. 2 April p. 106-114
材料および方法
供試動物:ホルスタイン種経産牛 10頭(平均3.8歳、2.3産、乳量約9.000 kg)
実験手順
・排卵から黄体退行開始まで2日置きに以下の項目を調査
・子宮卵巣の直腸検査および超音波検査
・血中E2濃度
黄体退行開始から次回排卵まで6時間おきに以下の項目などを調査
・子宮卵巣の直腸検査および超音波検査
・外陰部と膣の発情兆候(膣鏡)
・血中E2、LH、FSH濃度
外部兆候の強度について以下のようにスコア化した。
主な結果
・ほとんどの発情兆候が血中E2濃度増加に伴い強まり、低下するにつれて減弱したが、外陰部の充血、粘液漏出については有用な観察結果は見られなかった。
・目視、直検査で分かる発情兆候(外陰部の腫脹、子宮の状態)と膣鏡で分かる発情兆候(頚管外口の状態、粘液粘度)に分けて解析したところ、どちらもE2濃度と相関があった。
・子宮膣部の弛緩の最大値は全ての牛で排卵前6-18時間であり、他の指標よりも明瞭に観察することができた。
考察より
過去の報告では牛の授精適期は排卵前6-24時間であり、子宮膣部の弛緩は授精適期を見極める最も適切な発情兆候であると考えられる。
子宮膣部の弛緩と聞くと「?」となる気もしますが、膣鏡を入れた際に見える外子宮口周辺を囲む層状のしわの緩みを指しており、論文中には分かりやすい写真が添付されています(フリーでPDF落とせるので見てみてください!!)。
「直検なんて当てにならん!俺は発情は膣鏡で見るんだ!」とおっしゃっている先生もいらっしゃるのですが、改めて膣鏡の有用性を感じました
ET研究所では採卵した胚の性判別を行っています。
~方法を簡単に紹介~
胚から胎盤になる部分の細胞を少し切ります。
その小さい細胞からDNAを抽出します。DNAの雄特異的な領域だけをLAMP法で増やし、増えればオス、増えない場合をメスと判断します。(キットが販売されています。)
胚はそのまま移植することができ、状態のよい胚であれば凍結も可能です。
現在では性判別精液が普及してきていますが、オスによっては性判別精液が作られていない場合もあります。そのような場合にはよい方法だと思います。
授精後早期に不受胎牛を発見する目的で、授精後14日目からCIDRを7日間挿入する、ファストバック○Rプログラム(FBP)という方法があります。
CIDR抜去後、不受胎牛は発情が観察されますが、受胎牛では何も起こりません。FBPは早期に受胎の有無を判定し無駄な空胎期間を可能な限り短くする方法として、活用されています。
しかし、FBPを行った牛で受胎率が良い傾向にあるということが分かり、AI後のP4感作が受胎率にプラスに働いているのではないか?ということで、最近、FBPの変法であるモディファイトファストバック○Rプログラム(MFBP)が開発されました。
この方法は、授精後早期の血中P4濃度の速やかな上昇による受胎率向上を目的としています。
原理は
① 授精後5日目にCIDR処置を開始することで、血中P4濃度の速やかな上昇を補助し、子宮環境を整え、受精卵の発育を促す。
② 不受胎の場合は黄体退行が起こるが、授精後19日目までCIDR挿入により血中P4濃度が維持されることで卵胞の成熟は抑制され、CIDR抜去によって卵胞が成熟することで抜去後に発情が集中する。
実際に帯広畜産大学の松井先生らが行った試験では、MFBP処置群ではCIDR抜去時に発情回帰の明らかな集中化が見られ、分娩後150日以上経過した個体へのAI後のMFBP処置は有意に受胎率を増加させたという報告を行っています。
長期不受胎牛あるいは“リピートブリーダー”牛において、MFBPを試してみるのもいいかもですね。
引用文献:臨床獣医 2013.Aug. Vol.31, No.8
アルゼンチンの研究チームが温室効果ガス排出の
削減につながるかもしれない新技術を開発したそうです
それはなんと・・・ウシの「げっぷ」を燃料に変換するという驚きの方法です
方法としては、ウシの胃にチューブをつなぎ、
タンクに消化ガスを集めてそこからメタンガスを分離するというものです
ちなみにメタンガスは自動車や発電所で使われている天然ガスの主成分です。
ウシのげっぷから集めたガスを圧縮すれば天然ガスと同じになるそうですよ
現段階では貴重なエネルギー源とは言えませんが、
化石燃料の埋蔵量が問題になる2050年という未来を見据えれば
代替手段になるのではと期待されております
ちなみにウシは1頭当たり1日250-300リットルの純粋メタンを排出するんですって
この量は、冷蔵庫を24時間切らずに使うのに十分な量だそうです
アルゼンチンは5100万頭の肉牛を飼育する「ビーフ輸出大国」の1つです。
そしてアルゼンチンの温室効果ガス排出量全体の30%がウシによるものなんです
メタンガスの温室効果は二酸化炭素の23倍にもなるそうで、
げっぷを燃料として有効活用すれば、温室効果ガス排出削減にもつながりますし、
一石二鳥なんですね~
こんにちは!
東日本分場です。
先日は早くも全国的に真夏日となったそうですね!
牛のヒートストレスも心配になります・・・
夏こそET!
ということで東日本分場は、静岡県、愛知県まで新ETのための同期化作業に行ってまいりました!
静岡は昨年も新ETをおこなっていたので、ちょうど子牛が生まれていました!
立派な子たちです~~
茶畑の多さに感動しながら農家さんを回っていました・・・
緑が多くて癒されます
愛知の農家さんへお邪魔したときは、牛舎がとても綺麗で感動しました!!!
思わず、写真を撮らせていただきました・・・
綺麗!綺麗!!
牛も、お腹がすいて騒ぐこともなく・・・とても落ち着いていました・・・
牛さんも、気持ちいいだろうな~
新ETもうまくいくといいのですが!
がんばってきます~~
ジャージーちゃんも可愛かったです
6月に入り内地では入梅したところもあるかと思います。各地で暑い日が続いておりますが、この十勝でも猛暑日を越える地域が現れるほど熱気に包まれております
生来汗かきな筆者は汗まみれになり直検手袋に汗を貯めながら採卵しております
暑さは牛の繁殖にモロに影響を与えることは周知のことかと思います。
最近の論文ではこんなデータが記載されていました
*以下の論文より抜粋
タイトル:Fertility in Dairy Cows After Artificial Insemination Using Sex-Sorted Sperm or
Conventional Semen(和訳:経産乳牛の性選別精液もしくは通常精液を用いた人工授精後の受胎率)
著者:Karakaya et al.
出典:Reproduction in Domestic Animals 49, 333–337 (2014)
通常精液、性選別精液ともに暑熱期の方が受胎率が低く、また性選別精液の受胎率が通常精液より受胎率が低く、寒冷期で有意差が出ています。
周年繁殖動物の牛ですが、性選別精液のような貴重な精液は夏場を避けて使用するというある意味「季節繁殖」のような手段を取った方がいいのかもしれません
みなさんは日本酪農発祥の地をご存知ですか?
こたえは、千葉です!
そんな千葉県で行われた伝統行事「牛洗い」について紹介します。
千葉県鴨川市で行われており、陶製の「白牛」をササの葉を使って洗い清めます。
かつて農家にとって家族同然の農耕牛を川で洗っていたわることで、牛の無病息災や豊作、家内安全を祈っているようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140603-00010004-chibatopi-l12
鹿追町に新たな観光スポットを発見しました
以前、新ETでお世話になった農家さんが、アイスクリーム屋を始めたという噂を聞いて、行ってみました!
しかもこのカフェ、先月の5月29日にオープンしたばかりの、できたてホヤホヤのカフェなんです
「夢を叶える白い牛」の物語をコンセプトに、飼育する白い牛のユキちゃんとそのファミリーから絞る牛乳を使ってソフトクリームを提供している、夢の詰まったカフェなんです!
途中、このカフェの勢いあるご主人が顔を出してくださり、色々お話を聞かせていただきました。
そして、ご主人は人と人との繋がりをとても大切にされており、ご主人の人脈と人柄を慕う、多くの人々がこのカフェに訪れていることが、店の雰囲気から伺うことができました。
生産者と消費者が手渡しで繋がる場所って、まさにこのような所のことを言うんだなぁって、思いました。
もう一度、絶対行きたくなる、そんなお店です。
勢いある牧場の、勢いあるご主人が経営している、勢いあるカフェ、是非とも鹿追町に来られた際は寄ってみてはいかがでしょうか?
ニューヨーク州立大学の研究グループは、ヒトの卵巣にある善玉コレステロールの働き、
善玉コレステロールと妊娠成功率の関連性に関する研究を行っているそうです
http://www.albany.edu/news/49971.php
卵巣の善玉コレステロール、すなわち高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)には
良質の卵子をプログラミングする働きがあるそうです
現時点では、HDLの量が卵子の質を左右し、
良質の卵子ほど不妊治療による妊娠・出産成功率を高めると立証されています。
不妊治療を受けている171人の女性の卵巣の卵胞を調査したところ、
HDLの量が女性によって大きく異なると判明しました。
HDLの量は年齢、体格差、喫煙歴、人種、不妊診断によって差異が生じるそうです。
血液中のHDLと卵子の質にも関連性はあるのでしょうか?
これはヒトでの報告ですのでウシでも関与しているのでしょうか?
今後は体外受精による受精、胚の成長、
妊娠・出産の個人的差異についてHDLとの関連性を調査する予定だそうです
様々なところで太陽光発電の施設が建設されているそうです
十勝でもいたるところに設置され、その規模と速度はとてつもないものがあります
先日、実際に牛舎の屋根にソーラーパネルを設置した農家さんに話を聞くことができました。
話によると、最近は国の政策によって補助金が出ているため、およそ10年ほどでもとがとれるとのことです。また、発電した電気は自分で使うのではなく、電力会社に販売するらしいのですが20年間は最初の値段が保障されるらしく、今のところはもうかる仕組みになっているそうです
伺った農家さんではすべての牛舎に設置したことで年1000万円ほどの収入になるとか…
さらに牛舎の屋根に設置すると暑熱対策にもなるとかで初期投資は必要ですが、もし十分な資金と土地があればやって損はないようです
バイオガスによる発電などもありますし、そのうち電気は原子力から農場でつくる時代に突入するかもしれませんね
かの有名なブランド牛「飛騨牛」を有する岐阜県の地域紙「岐阜新聞」にこんなニュースが上がっていました!
「県、イスラム圏開拓へ 飛騨牛輸出、観光誘客目指せ」岐阜新聞WEB、2014年05月28日
本来イスラム教では豚肉は口にすることはできず、牛肉・鶏肉も正規の手順に従って処理されたものでなければ食べることはできません
イスラム法の戒律に従った方法で処理されたものは「ハラール」と呼ばれ、岐阜県のチームでは、飛騨牛をインドネシアに輸出するため食肉処理施設のハラール認証取得を研究するそうです
「ハラール」の食肉処理法は、必ずイスラム教徒がが殺したもので無ければならず、鋭利なナイフで「アッラーの御名によって。アッラーは最も偉大なり」と唱えながら喉のあたりを横に切断しなければならないそうで、電気ショックも好ましくないとされているそうですちょっと牛が可愛そうな気もします
宗教学的研究の実社会への意義を感じたニュースでした!!
先日、ET研究所玄関横の芝生を張り替えていただきました。
きれいになると気持ちがいいですね!
今日もがんばりましょ~
この記事を読まれている女性の皆さま!
涙は女の武器、と思い込んでいませんか!?
それは、なんと大きな間違いなのかもしれませんよ!?
原題:Women's tears contain chemical cues.
Nature digest, Vol.8, No.3. 2011.
女性の涙には、男性の性的興奮を減退させ、テストステロン濃度を低下させる化学信号が含まれているという結果が、ワイツマン科学研究所(イスラエル・レホヴォト)の認知神経科学者Noam Sobelらにより、Scienceに発表された。
実験では、女性たちに1人で悲しい映画を見て涙を流してもらい、目の下に小びんをあてがって、それを採取した。
その後、男性24人に、女性の涙か、女性の頬にしたたらせた食塩水を入れたびんをかがせ、さらに、それぞれの液体をしみ込ませたパッドを鼻孔のすぐ下に貼りつけ、女性の顔写真を見せた。
すると、涙をかいだ男性は、食塩水をかいだ男性に比べて、顔写真の女性の性的魅力を低めに感じる傾向が見られた。
別の実験では、50人の男性に涙か食塩水をかがせた。涙をかいだ男性は、自己申告による性的興奮の程度も、唾液中のテストステロン濃度も、興奮の生理学的測定値も低下したが、食塩水をかいだ男性では変化は見られなかった。
さらに、16人の男性に涙か食塩水をかがせて、機能的磁気共鳴映像法(fMRI)により脳の活動も測定した。
その結果、涙をかいだ男性は、食塩水をかいだ男性に比べて、性的興奮にかかわる脳領域(視床下部など)の活動が低下していた。
なぜ、このような現象が起こるのかについては、ちゃんと検証されておらず、ある専門家は人の進化の過程で、社会に適応させるため、と述べています。
つまり、彼が言うには
「今回の研究成果は、涙が攻撃性を減退させるとする既存の研究結果と一致している。テストステロンは敵意と関連している可能性があり、攻撃性が減退することは進化的に適応しているのかもしれない」と説明しています。
この記事を読まれている男性陣、「あぁ、わかる…」と妙に納得されてる方もいるのでは?
女性陣、「今度から気付けよう」と気を張られた方もいるのでは?
そして、この記事を書いている間、ずっと私の頭の中では、夏川りみが「涙そうそう」を歌い上げておりました。
今日は、アメリカスタンフォード大学の研究チームが
Cell Reportsに発表した研究を紹介します
このチームは男性の不妊症患者の皮膚から精子を作り出すことに成功したそうです
実験では、3名の不妊症男性から皮膚を採取し、
それを遺伝子操作によって幹細胞へと作り変えました。
作った幹細胞のサンプルをマウスの精巣に移植したところ、
それらは初期の精細胞へと成長したということです。
近年、10組に1組のカップルは不妊症に悩むと言われ、
その1/3は男性不妊が原因と言われています
そして男性不妊に最も多いのは、
精細胞を成熟させるY染色体が欠失していることに起因する
精子生産数の減少であるそうです
そのうち、不妊の男性の皮膚から作成した幹細胞を、
精巣に直接移植して精子を作れるようになるかもしれません
今後、男性不妊に対する治療に活用されると良いですね
昨日はCIDRの効果的な使い方に関する報告でした
今日は、CIDRのダメ?な使い方についての文献がありましたので要約から少し紹介したいと思います
題名:各種熱処理をした再利用CIDR処置後の肉用種未経産牛における生理的反応
(原題:Physiological response of beef heifers after receiving a reused controlled internal drug release insert processed with different heat-treating methods)
Journal of Animal Science 2014 vol. 92 no. 5 2275-2279
C. R. Dahlen etal.,
方法:
一度使用したCIDRを以下の方法で処理し牛に挿入
1.コントロール(新品) 2.再利用(熱処理なし)、3.オートクレーブ、4.食器洗い機で洗浄、5.マイクロ波処理(レンジでチン!?)、6.オーブントースター、7.衣類乾燥機、8.熱湯消毒、9.屋外で60日放置
血液を挿入時(0h)、挿入後3h、11日後の抜去まで毎日、抜去後24h(D12)採取し血中プロジェステロン濃度を測定。
CIDRは抜去時に外見を観察し色をチェック。
結果:
血中プロジェステロン濃度は再利用、食器洗い機、マイクロ波、オーブン、乾燥機、熱湯で同程度であった。しかし、オートクレーブは3hからD3の間で再利用および熱処理したものより高かったが、それ以降は同程度であった。屋外に放置した場合D1からD11ですべての処置よりも低かった。また、屋外放置はもっとも色が着いていた
感想:
CIDRを様々な方法で再利用してみた。という報告ですが、家庭にある加熱処理の出来そうなものが色々出てきて加熱処理している様を想像したら少し笑ってしまいました
個人的に面白かったのが60日野外に放置した場合に効果が薄い点です。適切な管理をしなくては新品であっても効果が発揮できない可能性を示唆しているように思います。
ET研でもホルモン剤の効果に疑問のあることがたまにあり、もしかすると薬の保存方法を気をつける必要があるのかもしれません
論文のすべてを読んだわけではありませんので、細かいところは不明ですが野外放置以外は膣内の炎症などは問題なかったのか気になりますね。是非論文を入手したらET研ニュースなどで再度紹介してみたいですね。
最後にですが、上記加熱方法の中には適切な殺菌処理でないものも含まれている可能性があります。CIDRの再利用は感染症拡散のリスクもありますので真似しちゃだめですよ
先日読んだ論文を掻い摘んで紹介いたします。
(和訳:初産肉用種牛におけるCO-SynchとCIDRを組み合わせた排卵同期化プログラムのCIDR留置機関7日間と5日間での卵巣動態とホルモン濃度比較)
著者:Bridges et al.
出典:Theriogenology 81 (2014) 632-638
緒言:分娩後および未経産の肉用種牛において既存の7日間CIDRを留置するCO-Synch+CIDRプログラムよりも、5日間に期間を短縮したほうが良好な受胎率が得られると報告されており、この2つの方法がそれぞれ卵巣動態およびホルモン濃度に与える影響について調査した。
方法:下図参照。定期的に卵巣動態を超音波で観察すると共に採血し、ホルモン(E2・P4)を測定。
結果
・7COでGnRH①で排卵しなかった群のみがPG投与後60時間までのE2濃度および12日間までのP4濃度が低くなった。
コメント
5CO処置による受胎性向上の根拠としてE2ピークへの影響およびPG投与後のE2濃度P4濃度へのGnRH反応性との交互作用を示しております。
7CO法は1週間間隔で行え実用的である上に、卵胞ウェーブや黄体のPGに対する反応性を考慮すると理にかなっているように見えますが、汎用性は5COの方が高い可能性があります。
牛伝染性鼻気管炎(IBR)という疾病をご存知でしょうか?
牛がこの原因ウィルスである牛ヘルペスウィルス1型に感染すると
呼吸器系の異常や流産を引き起こすことが知られています。
移行抗体を持たない新生子牛では症状が重篤化する、
注視しなければいけない届出感染症の一つとなっております。
今回このIBRが流産以外の繁殖性にも悪影響を及ぼすとの報告がありましたので、
ET研究所ニュース5月号でその内容をお伝えいたします。
ぜひご一読ください。
ET研究所がある上士幌にも、長い冬を終え、やっと春らしい陽気が漂ってまいりました
↑研究所敷地内の牛舎周辺にも春らしい風景になってきましたよ
そういえば、タンポポを摘んだ時に茎から白い液体が出てきますよね。
あの白い液体、あの中にはゴム質の成分が含まれているそうで、ロシアのある地域では特にゴム質の多い種類のタンポポを利用して、ゴムの生産を行っているそうです。
日本でも17日ブリヂストンが、タンポポからタイヤの主原料となる天然ゴムを取り出すことに成功したと発表したらしいです。
2020年以降の実用化を目指すらしいですよ
身近なにある意外なものから、意外なものを作り出す。
常識を覆す新しい発想力。
現代の科学はこの発想力によって構築されてきたのだと思うと、感慨深いです。はい。
先日研究開発室の新人歓迎会を行いました
ちょこっとET研から離れてみんなでランチを食べに行きました
写真に写っているのが研究開発室の新人さんです
水槽にお魚がいるそうでのぞいているところです(笑)
今日はこんなログハウスのお店でイタリアンをいただきました
この日はランチコースにしました。
私はきのこのパスタを選びましたが、
5種類くらいあるパスタの中から選べるシステムになっておりました
他はトマトのパスタやチーズのパスタなどなど・・・
その後メイン料理で、チキンの生姜と白ワインのソースを注文しました
鶏肉1枚どど~んとかなりボリューミーでした
最後にデザートがついていました
これまたかなりボリューミーで手の込んだ感じのデザートでした
パイナップルケーキとキャラメルビスケットの入ったアイスです
女性陣に大好評でみなさん大満足のランチでした
贅沢してすいません(笑)
しかしながらこのような機会もたま~にしかありませんので・・・
同じ研究開発室と言いましても、普段仕事に打ち込んでいると
なかなか話す機会のないメンバーもおりますし、
たまにみんなでお出かけするのも息抜きになっていいと思います
グループ内の結束も強まりますね
また機会がありましたらこのような会を開きたいと思います
みなさまお集まりいただき、ありがとうございました
最近ふと思ったことですが、ホルスタイン種で赤毛の牛が増えているような気がします
農家さんによっては好んで赤毛のホルスタインを飼養しているかたもおり、珍しさもあってかかわいがられているようです
ではどのように赤毛が遺伝するのでしょうか?
北海道ホルスタイン協会のHPに非常に詳しくのっていましたので参照させていただきながら紹介したいとおもいます
http://www.holstein.or.jp/hhac/kairyo/red.html
まず、ホルスタインの毛の色を決める遺伝子があります。黒毛がB、赤毛はrです。遺伝子は2対のペアなので、BB、Br、rrの3パターンの組み合わせになります。
遺伝子には優性と劣性があり、ホルスタインの毛色の場合は黒毛のほうが優性になりますので、BBとBrの組み合わせの牛は黒にrrの組み合わせのみが赤の牛になります。
なので赤毛の子を生ませるには赤毛の遺伝子をもつBrかrrを掛け合わせる必要があります。
母に赤毛の父を掛け合わせるとrrの遺伝子しかありませんので生まれてくる子は100%赤毛になるはず
と思ったら必ずしもそうはならないそうです
学生の頃学んだ法則によれば赤毛しか生まれないはずですが…
事をややこしくしている原因が実はありまして、毛の色を決める遺伝子のBとrとは全く異なる場所に毛の色を赤くする遺伝子があるそうです
この遺伝子をバリアントレッドというそうですが、この遺伝子をもつ牛は必ず赤毛になるそうです。そのため先ほどの毛の色を決める遺伝子がBBやBrで本来は黒毛になるところバリアントレッド遺伝子を持つために赤毛になっている牛がいるそうです。
従いまして赤毛なのでrrと思ってもバリアントレッドのため遺伝子がBBであれば、rrの雄と交配してもその産子の遺伝子はBrになり、かつバリアントレッドが子に遺伝しなければ赤毛牛同士を掛け合わせても黒毛のホルスタインが生まれるそうです
ほかにも生まれたときは赤かったのに黒くなったという牛もいます。この牛はブラックレッド(テルスターレッド)という遺伝子を持つそうです
これははじめのBやrと同じところにある遺伝子で、実はBとrとTの3種類から2対の組み合わせで毛の色が決まります。これらの優劣はB>T>rの順なので、BB、BT、Brが黒毛、Tr(TTも?)がブラックレッド、rrが赤毛になります。さらにこれとは別にバリアントレッドがあれば赤毛、というかたちで毛の色が決まっているそうです。
長年疑問だったのですがようやくその遺伝方法がはっきりしました
ですので、もし赤毛の牛を増やしたい場合は赤毛の牛同士を交配するのが基本ですが、それでも黒毛が生まれる場合はどちらかがバリアントレッドなので注意
赤から黒になった場合は遺伝子がTrなので100%ではありませんがrrの赤毛やBrの赤毛遺伝子保因牛(毛色は黒)を掛け合わせれば効率的に赤毛を増やすことができるようです。
赤毛ホルスタインの静かなブームが来ている気がするので、赤毛を増やすと何かいいことがあるかもしれませんね
世界最古の精子の精子が見つかったそうです!!
AFPBBニュース(2014.5.15 発信地:シドニー/オ-ストラリア)
見つかったのは1700万年前の精子の化石で、古代種の甲殻類(カイムシ類)のものだそうです!
この化石は1988年に見つかったものですが、中には軟組織が含まれていることが分かり、さらなる研究によって化石の中に生殖器を含む内臓が残されていることが判明し、、生殖器内には大きな精子細胞がほぼ完全な形で保たれており、中からはかつてこの生物の染色体とDNAを含んでいた精核も発見されたそうです!
もちろん形態的に保存されているレベルで生殖可能という話ではないのですが、「1700万年の時を超えた精子」なんて何ともドラマチックですね
本日まで、十勝家畜市場で、和牛素牛市場が開催されました。
我々、全農ET研究所でも、将来のドナー候補牛を市場購買しており、
今回は8頭買うことができました。
さて、子牛の価格が高いですね。
最近以下のようなニュースもでております。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140511-00000012-mai-bus_all
特に肥育農家さんにとっては現状厳しいものがあります。
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=56181
鹿児島の子牛生産が減少しているのも大きな要因のひとつかと思います。
状況が長期化することも推察されます。
我々も何とか和牛生産に貢献できるよう、さらなる受精卵の製造に取り組んでまいります。
島根の隠岐では「牛突き大会」が開幕したそうです
春から秋にかけて4場所が開かれ、
体重680~900キロ、3~5歳の12頭が東西に分かれて土俵入りをし、
勝敗をつけない引き分け戦5番と、
どちらかが闘志を失うまで戦う勝敗戦1番が行われたそうです
勝負戦は20分を超える大一番となり、大盛り上がりだったそうですよ
牛突きの動画を見つけましたが牛の横にいる人すごいですね
確実にコワイですよね
闘牛を調べてみると色々な地域で行われているそうで、
岩手県久慈市、新潟県小千谷市・長岡市、愛媛宇和島市、
鹿児島県(徳之島)徳之島町・天城町・伊仙町、沖縄県うるま市
そして島根県(隠岐)隠岐の島町です
南の方で盛んな行事かと思いきや、岩手や新潟でも行われているのですね
機会があればいつか見に行ってみたいと思います
本日5月9日はアイスクリームの日
その理由は連休の終わる5月9日からアイスのシーズンが始まるからだそうで、これから次第に暑さが拡大していきますね。
気づけば、暑さに牛がやられないように十分な対策が必要になっていきます